山口さんと佐次田さんの家族が初めて出会う
そして、翌日…
木の上で暮らした2人、それぞれの子どもたちが初めて対面。お互いに父親から聞いたことを語り合いました。

(佐次田さんの次男 満さん)
「2年近くも木の上で暮らすっていうのは・・・。壕の中よりはこっちの方が快適だったっていうことは言っていた」
(山口さんの次男 輝人さん)
「それと危ないですもんね、壕はね」

(山口さんの三女 春子さん)
「ここで2人が出会って頑張ってくれなかったらなかった命だな。子どもたちとか孫とかずっと広がっていかなかった」

(山口さんの次男 輝人さん)
「伊江島のガジュマルのところでこうしてお話ができることを大変嬉しく思っています。ただ、感謝するだけであります。お互いまた、手を取り合っていきたいと考えております」

(佐次田さんの次男・満さん)
「沖縄っていうのはやっぱり台風が多いですよね。濡れても、もうじっと木の上に座って体温で乾かすしかなかったと。1人だったらもうとても生きて帰るということは無理だったと思いますが、だから、これから連絡を取り合いながら、1つの家族のような付き合いをさせていただきたいなと思います」
