ピープルクラウド/SAMI Japan 牧野寛 代表取締役
「周りを見たら同じように戦争で自分の国を追われて、第三国で不安定な生活をしている優秀なエンジニアとか経営者がいました。この人たちの一部でも、もし出雲に入ってきてくれるようになると、すごいインパクトがあるのではないかと考えた」
グーグルやペイパルの創業者に代表されるように、優秀なエンジニアを多く輩出している東欧諸国。
そんな人材を日本企業に紹介するプロジェクト、それが「hello,yaponiya!(ハローヤポーニヤ)」です。
応募者から選ばれたおよそ10人のエンジニアが出雲市に2週間滞在。
県内の企業を訪問したり、与えられた課題に対するソフトやアプリを開発する「ハッカソン」に取り組みます。
これまでに、16人が島根県内をはじめ日本へ移住、日本企業への就職が決まっています。
この日、参加者が訪問したのは出雲市大社町にある企業。
海外の投資家に開示する企業の業績や財務状況といったIRを、日本語から外国語に翻訳する会社です。
専門性が高い翻訳を正確かつ効率的に行うためには、人の力だけでなく、AIなど様々な技術が必要になります。
One World Link エリック ジャクソン COO
「(ハローヤポーニヤの参加者は)いろんな経験を積んでから日本に来るので、一緒に仕事をやってて教えてもらえて。こちらのニーズをよく理解してくれて、しかも、国際的な観点から仕事をしていただけるので、すごく感謝している」