2022年2月にはじまったロシアによるウクライナへの軍事侵攻。
これにより、ウクライナだけでなく周辺諸国やロシアに住む人も、海外への移住を求めるようになりました。

そんな中、出雲市に、おととし5月に設立されたのが東欧出身のITエンジニアと日本企業をつなぐ官民共同出資の会社「ピープルクラウド」です。

ピープルクラウド/SAMI Japan 牧野寛 代表取締役
「戦争の混乱期の中で、私も家族5人いたんですが、スーツケース1個で飛び出してくるような形で。
みんなそれぞれ、今の自分の生活を捨てて来る感じでした。それで出雲に来ることができて、地元の人たちに本当に助けていただいて。助けてもらうだけじゃなくて、僕らなりにこの地域に還元できることは何かないかということを考えていました」

牧野さんは、ロシアで東欧諸国と日本企業をつなぎ、IT分野の事業を  サポートをする会社を立ち上げていましたが、ウクライナ侵攻が始まり、事業を継続するのは困難と判断。
ピープルクラウドを一緒に立ち上げた出雲市出身のモンスターラボ・鮄川宏樹社長の紹介で、会社を出雲に移しました。