2024年、中学校のプールで起きた小学生の死亡事故を受け、高知県教育委員会は、水泳指導における新たな安全管理の指針をまとめ、公表しました。
2024年7月、中学校のプールで行われた長浜小学校の水泳の授業で、4年生の松本凰汰くんが溺れて死亡しました。県教育委員会はこの事故を「県内全ての学校で肝に銘じておかなければならない」とし、4月30日までに、「水泳指導における安全管理の指針」をまとめました。これまでに高知市教委が策定した「安全管理マニュアル」と同じように、適切な水深については「全ての児童の両肩が水面から出ている水深」としたほか、授業の実施者とは別に、プールサイドからプール全体を見渡す監視者を1名以上配置することなどが盛り込まれています。

県教委は、すでに各市町村教育委員会などに安全管理指針についての資料を配付していて、高知県内のほとんどの小中高校に共有されることになっています。