■2時間で90件 渋谷で横行する悪質運転
実際にひるおびが渋谷でカメラを2時間ほど回したところ、多くの悪質運転が映っていました。
赤信号の交差点を気にすることなく横断する自転車。一歩間違えれば大事故に繋がりかねません。

危険な運転は信号無視だけではありません。
左側通行が原則の車道で、右側を通行する自転車が何台も見られました。自転車のすぐそばまで反対方向からの乗用車が。

また、歩行者が行き交う歩道で、自転車に乗る人の姿も。
「信号無視」が28件、「徐行せず歩道走行」が18件、「右側通行」が7件。
他にも、ながらスマホや無灯火走行など、2時間の取材で約90件の危険な運転が確認されました。
■“赤切符”を切られたらどうなる?

悪質な自転車の運転により‟赤切符”を切られた場合どうなってしまうのか。
▼警察に出頭
▼取り調べを受ける
▼道交法違反の疑いで書類送検される
▼起訴されれば、罰金を科されるケースも

罰則としては…
▼酒酔い運転 :懲役5年以下または罰金100万円以下
▼信号無視、または一時不停止:懲役3か月以下または罰金5万円以下
となっています。
■交通裁判所に出頭 実際に“赤切符”を切られた人は

実際に赤切符を切られた人を取材しました。
雨が降っているときに傘差し運転をし、信号を無視して渡ったところ、居合わせたパトカーに止められました。
そして、交番で細かい聞き取りが行われ、なぜ違反したのか、交通ルールの説明を受け、赤切符を渡されます。

そして1か月後、交通裁判所に出頭。警察で15分事実確認をされ、書類送検。そして警察で15分事実確認をされ、ここで不起訴となりました。
ご本人は「かなり詳細な取り調べがあり、大変だった。軽率だった。」と反省したということです。