国税庁はきょう(30日)、2024年度に決算を迎えた企業が申告した所得金額が102兆3381億円だったと発表しました。4年連続で過去最高を更新し、100兆円を超えたのは統計を開始した1967年度以来初めてです。

国税庁によりますと、前年度よりも4兆600億円増加していて、業種別では製造業と運送業で前年度より減少したものの、サービス業や建設業など大半の業種で前年度よりも増加しました。

増加率の1位は料理・旅館・飲食店業で、前年度より38.5%増えて1兆3326億円となりました。

国税庁の担当者は「インバウンドの影響が考えられる」としています。

また、2024年度の申告税額は18兆7139億円に上り、バブル期だった1989年度の18兆6412億円を超えて過去最高を更新しました。