アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席が会談し、中国がレアアースの輸出規制導入を1年間見送ることなどで合意しました。

中国 習近平国家主席
「再会できてうれしいです」
アメリカ トランプ大統領
「また会えてうれしいです」

トランプ大統領と習主席の6年ぶりの会談は、韓国でおよそ1時間40分にわたり行われました。

アメリカ トランプ大統領
「我々はすでに多くのことに合意している。そして、今からさらに多くのことに合意するだろう。長い期間にわたり、すばらしい関係を築くだろう」

冒頭、トランプ氏がこう話したのに対し、習主席は「中国の発展と大統領が掲げるアメリカを再び偉大にするという目標は決して矛盾しない」などと述べました。

会談後、トランプ氏はアメリカに向かう機内で会談を「10点満点で12点だ」と評価。自身が来年4月に中国を訪れることで合意したと明らかにしました。その後、習主席がアメリカを訪れるとしています。

さらに、中国側が、▼レアアースの輸出規制導入を1年間見送ること、▼アメリカ産大豆の輸入の大幅拡大、▼合成麻薬「フェンタニル」のアメリカへの流入対策強化などで合意したと説明。

アメリカ側は、フェンタニル流入を理由に中国に課す20%の追加関税を10%にただちに引き下げるとしています。

一方、台湾については「まったく話題にならなかった」と話しました。