機関投資家は「安全資産」として金保有
金自体は金利もつかず、ややもすると利回りは株ほど高くないかもしれないが、長期的に上がることを考えて機関投資家は買っているという。
井出さん:
「ショックアブソーバー(衝撃吸収)として金を資産の5%ぐらい持つ機関投資家もある。景気が悪くなったり、リーマンショックとか株価が下がる時は、一般的には国債が買われたり、金なども安全資産として資金の逃げ込み先として選択されることがある。機関投資家というのは、安定運用を目指す傾向がある。特に年金とか生命保険とか」

なので、【個人でも安定志向の人なら持っていてもいい】というわけだが、一方で、井出さんは最近の金の急ピッチな上昇がこの先も続くことには懐疑的で「個人的にはあまり深追いはしない方がいいと思う」とのことだ。