第一目的地・油須原駅に到着

午前11時44分、山間部の景色を見ていると、あっという間に最初の目的地・油須原駅に到着した。

油須原駅は石炭を輸送する鉄道が開業した1895年当時からある駅のひとつ。瓦屋根に木造の駅舎がレトロでなんともえいない雰囲気を醸し出している。

ホームを出て駅舎の中に入ると、2羽のツバメが飛び交っていた。見上げると、燕が巣を作っていて、愛を育くんでいた。
こうした小さな「発見」があるのも、旅の醍醐味だと思っている。
ツバメが駅と一緒に生きているような感じがして、「代々ここに巣を作っているのかなぁ」などと勝手に想像がふくらんだ。














