「好き」を力に 若者の背中を押す牧場経営の新米教師

割方さんの牧場は、安浦町の女子畑(おなごばた)地区にあります。幼いころから大の動物好きで、地域を笑顔にしたい思いから3年前に開きました。
いまでは、ヤギとヒツジをあわせ11頭の大家族です。動物たちの仕事は、人とのふれあいです。

28人の生徒が参加したふれあい授業は、安浦のまちづくり協議会のメンバーなどもサポートしました。割方さんは、バリカンを使って「ヒツジの毛刈り」を披露しました。

ほとんどの生徒にとって初めての経験は、動物との距離を縮め、命の温かさを実感する貴重な学びとなりました。

高校1年生
「モフモフしていて可愛かった。ふれあうことは中々ない。新鮮な体験で楽しかった」
高校2年生
「スッキリして、冬から夏に衣替えしたみたい。動物と仕事したい」

割方遥花さん
「高校生活で生徒自身が、自分の好きなことや、熱中できることを大切にしてほしい。社会の役に立つ場面ができないかという視点を育ててほしい」

割方さんの温かいまなざしは動物だけでなく、教え子たちにも向けられています。