電撃会談では何が?トランプ氏は“ゼレンスキー氏寄り”に修正か
小川彩佳キャスター:
トランプ大統領が「うまくいった」としたゼレンスキー大統領との15分間の会談では、何が話し合われたのでしょうか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
ゼレンスキー大統領は、相当準備をして臨んだはずです。
おそらくウクライナの鉱物資源について、「アメリカ側の要求を飲んでもいい」とちらつかせ、トランプ大統領の評価を求めたのではないでしょうか。
対してトランプ大統領は、ロシアからキーウへのミサイル攻撃が続いていることを「ひどい」と話し、今回の会談では“ゼレンスキー大統領寄り”に修正された印象です。
小川キャスター:
トランプ大統領の姿勢をどう見ていますか?

TBSスペシャルコメンテーター 星氏:
今回の会談以前は、“プーチン大統領寄り”に進めてきていましたが、“ゼレンスキー大統領寄り”に修正していて、非常にぶれています。そういった部分が見透かされた形になったと思います。
小川キャスター:
そうした中で、プーチン大統領が72時間の一時停戦を一方的に表明しました。
TBSスペシャルコメンテーター 星氏:
おそらくトランプ大統領から批判されたので、プーチン大統領は「私は停戦する用意がある」とトランプ大統領の足元を見て、揺さぶりに出てきた状況です。
トランプ大統領の“ぶれる”外交が、ゼレンスキー大統領にも、プーチン大統領にも攻撃材料となり、付け入る余地を生んでいます。