大豆・トウモロコシ 交渉カードに? 自民幹事長も容認

今、“交渉カード”として浮上しているのが「大豆」と「トウモロコシ」です。

アメリカ産の大豆は輸出の半数以上を中国が占めていますが、米中の貿易摩擦の影響で行き場を失っています。

その受け皿として、日本が輸入を引き受けることでアメリカへの貢献をアピールする狙いです。

さらに、トウモロコシの輸入拡大も交渉カードの候補の一つです。

この大豆とトウモロコシについて、農水族の代表格、自民党の森山幹事長はアメリカ産の“輸入を拡大する案”に理解を示しました。

自民党 森山裕 幹事長(25日)
「トウモロコシは、残念ながら我が国では生産が追いついていない。大豆も我が国は輸入に頼っておりますし、クリーンエネルギーとして使える用途を求めていくことで協力ができる」

こうしたなか、アメリカのトランプ大統領は、日本との関税交渉について「合意に非常に近づいている」と発言しました。

トランプ大統領(25日)
「日本とはとてもうまくやっている。我々は合意に非常に近づいている」

ただ、トランプ大統領は17日には日本との関税交渉について「我々は急いでいない」と話していたほか、石破総理も慎重に交渉を進めていく姿勢を示していて、トランプ氏の今回の発言に具体的な根拠があるのかは明らかではありません。