山梨県内有数のお茶の産地である南部町で一番茶の茶摘みが始まりました。

一番茶の収穫が始まったのは、南部町万沢にある「まるわ茶園」の畑です。

25日は約10人が「やぶきた」という品種の新芽を手際よく手作業で摘んでいました。

まるわ茶園 園主 一瀬辰治さん:
「3月になって寒くなったり、暑かったり、気温差があって心配したんですが、例年並みにとれるということで安心しています」

収穫された茶葉は「自然仕立て」という方法で栽培されたものです。

1年かけて成長した茶の木から新芽を1度だけ手作業で収穫するもので高級品とされています。

1年に複数回収穫する「機械刈り」と比べて、コクや甘味が強いのが特徴で、100gあたり2000円から2500円です。

一瀬さん:
「新緑の時期の一番茶なので南部の香りのあるお茶をおいしいお菓子と一緒に飲んでもらいたい」

きょう収穫された一番茶は早速、工場で蒸しや乾燥を行い、あすからまるわ茶園の店頭などで販売されるということです。