阿蘇と並び熊本を代表する天草は――

記者「阿蘇と並ぶ人気を誇るエリアといえば天草!こちらでは爽やかな甘みの
柑橘類がシーズンを迎えています」

平日でも1000人以上が訪れるというJA直売所。売り場の棚を埋め尽くすのは、「あまくさ晩柑(ばんかん)」!

春先から初夏にかけて出荷のピークを迎える「あまくさ晩柑」は、まろやかな酸味が特長です。

梅雨に入ると水分を多く含んで味がやや薄くなることから、今が買いドキ!きょう24日も次々と売れていき、中にはカートから溢れるほどに積み上げる人も!

――何袋ありますか、これ!?
「1、2、3・・・20袋ちかく!」

 こうした旬の食材が人を惹きつけ、ゴールデンウイークになると例年、客の数が1~2割増しに。

天草地域では夏になると野菜の生産が落ち着くことから、その直前の「今」こそ品数が豊富なのだとか!

きょう24日はシーズン終盤のイチゴや春キャベツ、出始めたばかりの新じゃがが人気でした。

一方、価格はというと、今年は上昇傾向。去年の夏の暑さと日照りが影響して収量が減った上、肥料や人件費は軒並み高騰・・・野菜・果物ともに値上げは避けられませんでした。

それでも、人気の晩柑も値上げは1割程度に抑えるなど生産者がなんとか頑張って価格を抑えているといいます。

「値段が安い。1袋700円。名古屋の友だちに送ります。喜んでもらえるかなと思って」

店のスタッフに聞くと、この時期に珍しくない光景だそうです。

直売所スタッフ「観光客の方などは野菜や食品をいろいろ買って自宅に送られる」

地元の魅力を再発見、そして、遠くの人にもお裾分け。直売所は連休も賑わいそうです。