前兆の問題点
しかし森さんによると、季節や時間帯によっては、これらの前兆が見分けにくいこともあるといいます。
・真っ黒な雲→夜だったり、すでに雨が降っているとわからない
・急な冷たい風→夏の暑い時期はわかるが春のこの時期はわかりにくい
・遠くから聞こえる雷の音→すぐ真上で雷雲が発生し、最初の雷鳴で落雷だと意味がない
このような場合は気象庁などの雨雲レーダーにある雷表示をONにして、確認してください。近隣の都道府県にかかっている雲に雷マークがあれば、雷雲が発生する可能性が高いため、注意が必要です。日本周辺の広い範囲で雷マークが見られる場合も、いつ雷雲が発生してもおかしくない状況といえます。

またテレビなどの天気予報でもヒントがあるといいます。
気象予報士 森朗:
「春雷」の場合は上空に寒気が入ってきた時に起こることが多いです。なので天気予報を見て「上空に強い寒気が入ってきています」というフレーズが出てきたら雷に気をつけて下さい。
自分の命を守るため、普段から雨雲レーダーや天気予報で雷の情報を確認しましょう。