今は「雷」の季節。前兆のわからない雷の場合はどうすればいいのでしょうか?前編では雷の威力に注目しましたが、後編では雷が鳴った場合の避難方法と前兆のわからない雷の対策です。(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)

雷が鳴ったらどうする?

もし雷がなり始めたら最も安全なのは建物や車に避難することです。公園や広場にいる場合は、すぐにその場から離れ、木には絶対に近づかないように気をつけて下さい。

どうしても安全な場所が確保できない場合は最終手段として「雷しゃがみ」という体勢があります。前かがみでしゃがみ、両手で耳を塞ぎます。両足を揃えてつま先で立ちになり、地面との接地面をできるだけ少なくする方法です。ただこの「雷しゃがみ」も絶対安全ということはありません。

「雷しゃがみ」は最後の手段。木や広場からは離れ、建物や車に避難してください。

雷は前兆を知っておくことが大事

積乱雲が近づいている前兆としては以下のようなものがあります。
・真っ黒な雲が近づいてくる
・急にエアコンくらい冷たい風が吹く
・遠くから雷の音が聞こえる
このような前兆が見られた場合、激しい雨と雷だけではなく、さらには竜巻などの激しい突風が起こる可能性もあるので十分な注意が必要です。

雷の前兆。(気象庁ホームページより)