生鮮カツオの水揚げ29年連続日本一を目指します。宮城県気仙沼市で24日、漁業関係者が今シーズンの大漁と航海の安全を祈願しました。

気仙沼市の五十鈴神社で行われた「大漁祈願祭」には、気仙沼漁協の職員などおよそ30人が出席しました。

大漁祈願祭は、カツオやサンマなどの漁が盛んになる前のこの時期に毎年行われていて、神職が漁船の名前を読み上げ、航海の安全を祈りました。

気仙沼漁業協同組合 齋藤徹夫組合長:
「海は我々にははかれないところがある。不漁予測を覆す豊漁になればいい」

神事の後、出席した人たちは、近くの海にカレイやアイナメなどを放流しました。

今年は、カツオの一本釣り漁が和歌山県から気仙沼市に伝えられてから350年となる節目で、市は7月に記念シンポジウムなどを開く予定です。
24日は、供え物を載せた小舟を海に浮かべ、大漁も祈願しました。気仙沼港では5月にはカツオの水揚げが始まる見込みです。