「輸入米に頼る」ではダメなのか…3氏の見解

山下一仁研究主幹(キヤノングローバル戦略研究所):輸入すべき
山下氏は、国産米は増産しましょう。余れば輸出を推進しよう。農家の所得補償は直接支払いで守るべき。増産は食料安全保障にもなるだろう。という考えをお持ちでした。
2. 荒幡克己教授(日本国際学園大学):輸入あてにならない
荒幡氏は、コメはアジアの主食なのでいつも余っているとは言い切れない。国内の需要は減っていくので増産は少しで対応できるのではないか。輸入米が売れるとは限らない。農家については価格の適正と所得補償で守ろう、という考えでした。
3. 松平尚也助教(宇都宮大学農学部):外交カードは使わない方がいい
松平氏は外交の視点からコメントしました。カードにしても日本の都合良く、とはいかないだろうとし、まずは備蓄米の放出の結果を待つべきだ。輸入米を買うことは海外への投資であり、本来なら日本の水田に投資すべきではないかとの考え方です。
3人の話を聞いた山中アナウンサーは、「日本のコメは世界のコメと戦えるのか」という点がポイントだとし、日本のコメが世界一というのなら、外国米を輸入しても負けず、輸出しても売れますが、そうでなければ、売れないかもしれないし、外国米が増えて国内農家の衰退につながる、とまとめました。














