『トランプ関税』について「みんなの声」は
小川彩佳キャスター:
円相場が140円台というのは約7か月ぶりとのことですが、何か影響は感じますか?

AIエンジニア SF作家 安野貴博さん:
個人的には、ドル建ての自分の資産はどうなっているのかなというのは気になるところではあります。
ただ、これまでそもそも円安がかなり続いてきたなかで、それが緩和され、たとえば旅行などは少し行きやすくなったのではという思いもあります。
藤森祥平キャスター:
NEWS DIGアプリでは『トランプ関税』について「みんなの声」を募集しました。

Q.円高進むと 生活に影響は?
「輸入品を安価で買える」…23.5%
「海外旅行に行きやすい」…7.8%
「仕事にマイナスの影響」…25.0%
「大きな変化はない」…32.5%
「その他・わからない」…11.1%
※4月21日午後11時06分時点
※統計学的手法に基づく世論調査ではありません
※動画内で紹介したアンケートは22日午前8時で終了しました
トランプ大統領がSNSで為替操作について触れていますし、そうなると、この影響や円高基調は続いていくのでしょうか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
円高基調、ドル安は一本調子では進まないので、二つ問題があります。
たとえば日本とアメリカで話をしても、巨額の黒字をため込んでいる中国が動かないと、この問題はどうしようもありません。
もう一つの問題として、アメリカがどんどんドル安になってくると、アメリカのインフレに結びつきます。そうするとアメリカの国民の反発を買うので、トランプ大統領としてもそう簡単にはいかないというところがあります。
小川キャスター:
こうした背景がありながら、トランプ大統領がSNSで為替操作に言及するというのは、取引材料として提示しているのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
トランプ大統領の頭の中には、40年前のプラザ合意で円をどーんと高く、ドルをどーんと安くして貿易の均衡を保ったという成功体験があると思います。
しかし今の為替というのは、経済の実力や貿易の収支によって決まってくるので、そう簡単に、政府が強引に為替を誘導してはいけないということにもなっています。
ですから、どうもトランプ大統領の一連の発言には、そういう基本的なことに対する誤解がかなりあります。














