「なぜアメリカの車が売れないか」国会で論戦
国会では、先週行われたトランプ政権との関税交渉について論戦が交わされました。
上田清司 参院議員
「トランプ大統領は『日本から何百万台という車を買っているが、日本は全然買ってくれないじゃないか』と(言っている)。なぜアメリカの車が売れないか」

石破茂 総理
「そもそも、日本で左ハンドルの車がそんなに売れるとは思えない。『左ハンドルに乗っている、かっこいい俺』みたいなのを示したい人は欲しいのかもしれないけど、なかなかここは難しいと思う」

アメリカ側との交渉をめぐり、自らを「格下」と発言した赤沢大臣に対しては…
立憲民主党 徳永エリ 参院議員
「次の交渉では、もっと堂々と強い態度で交渉に臨んでいただきたいと心から願う」
赤沢亮正 経済再生担当大臣
「交渉相手国の国家元首であるので、最大限の敬意を払いつつ、言うべきことは言う。そのとおりに行動したところ」

関係者によると、閣僚級の協議でアメリカ側は、赤沢大臣に対して肉・コメ・ジャガイモ・魚介・かんきつ系フルーツなどの品目を挙げ、輸入拡大を迫っていたことがわかりました。
牛肉とジャガイモは、非関税障壁とされる検疫の問題などを挙げたとみられるほか、魚介類は、関税の引き下げを求めたとみられます。

今週、加藤財務大臣が渡米。24日には、ベッセント財務長官との会談が調整されています。トランプ政権が為替政策で何かしら求めてくるのではないかという見方も出ています。














