1月から3月までの岩手県内の労働災害による死傷者は305人で、2024年の同じ時期より60人増えました。

岩手労働局によりますと、2025年1月から3月までに岩手県内で発生した労働災害で休業4日以上を要した死傷者の数は305人で、2024年の同じ時期より60人増えました。
このうち死者は1人で3月、一関市の製紙工場で60代の男性が高さ10メートルの通路から転落し亡くなりました。
死傷者の事故の内訳をみると、最も多いのが転倒で128人、次いで墜落・転落が53人となっていて、いずれも2024年の同じ時期を上回りました。

岩手労働局は「増加している転倒による事故のほか、今後注意が必要となる熱中症の対策に努める」としています。