事実上の更迭です。旧統一教会との接点が次々発覚するも“他人事答弁”を繰り返してきた山際経済再生担当大臣が突然、辞任しました。実は臨時国会前、水面下で辞任案を本人が拒んでいたといいます。なぜこのタイミングでの“更迭”となったのでしょうか。

■山際大臣 事実上の更迭 旧統一教会問題で初

10月24日午後7時前、無言で総理官邸に入った山際経済再生担当大臣。その10分後、岸田総理との面会を終え取材に応じました。

山際大志郎 経済再生担当大臣
「今、辞表を提出して参りました。これからの国会審議等々を考えたときに、このタイミングで国会審議に触らないようにするべきではないかと、自分自身で考えてきたんですけど、このタイミングを逃すわけにはいかないかなと思って、今日という形に致しました」


国会審議のタイミングを見て辞表を提出したと強調しましたが、事実上の更迭とみられます。

ーー辞任について、もう少し早いタイミングで検討しなかったか?

山際大志郎 経済再生担当大臣
「それはもちろん説明責任を果たすということに全力を挙げてきましたから、様々なことがある中で今日に至った」


旧統一教会の問題をめぐって閣僚が辞任するのは初めてです。