アウトドアメーカーのパタゴニアから不当な雇い止めを受けたとして元従業員の女性が雇用の継続などを求めた裁判は、パタゴニア側が解決金を支払うことで和解しました。
パタゴニアの札幌北ストア(札幌市北区)でパート従業員として4年9か月間働いていた藤川瑞穂さん(53)は、2023年12月、無期雇用への転換逃れで契約を打ち切られたとして、雇用の継続や賃金の支払いを求める訴えを起こしていました。

原告側は18日、パタゴニア側が藤川さんに解決金14万円を支払うことで和解したと明らかにしました。

原告 藤川瑞穂さん
「パタゴニアの企業姿勢に、5年上限をつけているということはやっぱりそぐわない」

2024年10月にパタゴニア側から和解の申し入れがあったということです。

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