北電・泊原発3号機の再稼働について、鈴木直道知事が最終判断をしました。

鈴木直道知事(10日)
「この度、泊3号機の再稼働に同意することにします」
国は、再稼働の前提に北海道と立地4町村の「同意」を求めていて、すでに4町村は同意しています。

判断が最後になった鈴木知事は「道民の声」や「関係自治体の判断」、「道議会の議論」を総合的に判断したとして10日、再稼働の同意を表明しました。
鈴木直道知事(10日)
「再稼働により、道民のみなさまの生活や道内経済に大きな影響を与えている電気料金の引き下げが見込まれるとともに、電力需要の増加が想定される中で安定した電力供給が確実なものとなる」

2012年から運転を停止している泊原発3号機。
お膝元の北海道泊村では…。

泊村村民
「やっとここまできたかと思う。泊原発というものがあることに対して、これがまた動くことになれば本当に活気づく」

泊村村民
「個人的な意見として仕方がない。しょうがない」

一方、北海道庁の周辺では、220人が反対のデモを行いました。

脱原発をめざす女たちの会 山口たかさん
「(知事は)せめて、おとといの地震の教訓から立ち止まってほしい。止めるとは言えないと思うし、進めるとも言えないはず。中断というか『考える時間をくれ』ぐらいのことは言ってほしい」

福島の事故から14年を経て再稼働に舵を切った鈴木知事。
2027年の再稼働を目指して泊原発では、10日、防潮堤の工事が進められています。














