
帝国データバンクは、家庭で作るカレーライスを想定して野菜、牛肉、米、カレールウ、食用油の材料費に、光熱費も加え、1食あたりの経費「カレーライス物価」を毎月独自に算出しています。

4年前の調査で、1食あたり270円程度だった「カレーライス物価」は2024年夏ごろから一気に上昇。
4月10日に発表された最新の「カレーライス物価」は407円と、初めて400円を突破しました。
帝国データバンク東京支社 情報統括部 飯島大介さん
「特に大きな要因は米の価格の上昇。備蓄米が放出され始めても、現状で米の価格上昇が止まっていない」
さらに、具材の輸入牛肉や野菜の高値も影響したといいます。
食材費を節約する工夫は?
マチの人
「安いときに買う。タマネギなんか。肉も安いときに買って冷凍しておく」
「牛肉じゃなくて豚。角切りじゃなくて細切れ。(味は変わらない?)味は…ごまかします」
ただ、この先の見通しも、そう明るくはありません。
帝国データバンク東京支社 情報統括部 飯島大介さん
「米の在庫不足は、しばらく価格に大きな影響を及ぼす。もう一つは輸入牛肉、トランプ関税も非常に大きく関係してくる。カレーライス物価が450円とか記録的な高値が続くのが考えられる」
堀内大輝キャスター
「家庭だけではありません、カレーを提供する店も苦労が絶えません」