五島列島で水揚げされながらも、市場に出回らない魚を使ったカップ麺が完成し、全国で販売されることになりました。

魚介の旨味が詰まった「うどん」と「ちゃんぽん」

大石賢吾 長崎県知事 「美味しいです」

出汁に使われたのは市場にあまり出回ることがない「未利用魚」です。インスタントラーメンを製造しているエースコックは、食品ロス削減につなげようと日頃活用しきれていない食材を使ったカップ麺を開発しています。その第4弾の食材となったのが、五島でとれた「イスズミ」と「アイゴ」です。

「イスズミ」は独特の磯臭さ、「アイゴ」はヒレのトゲに毒があることから、市場価値がつきにくく獲れても廃棄されてしまっているのが現状です。

大石知事「課題って言われている臭さとかがないですね」

エースコック・正野孝治取締役
「魚の香りをうまく美味しさに繋げるようにしました。」
「日本屈指の漁場で育った魚なんで、有効活用しながら全国の皆さんにこんな美味しいものがたくさんまだまだあるんですよっていうことがお伝えできれば」

「イスズミ」と「アイゴ」を使ったカップ麺は、今月21日からおよそ3か月間全国で販売されます。