2024年度の国内の旅館・ホテル業界の市場が過去最高を更新し、5.5兆円に達する見通しであることが4月11日までの帝国データバンクのまとめでわかりました。事業者売上高ベースで算出され、コロナ禍前の2018年度(5兆2062億円)を上回る規模となります。
帝国データバンクによりますと、市場拡大の主な要因として、訪日外国人観光客の増加や国内旅行支援策が挙げられるということです。これらが追い風となり、多くの旅館・ホテルで前年度比増収が見られました。具体的には2024年度の業績が判明した約3400社のうち、33.8%の企業が前年度から増収となっています。
特に、円安を背景とした訪日客需要の獲得が好調で、宿泊料金の値上げも進んだことが業績向上に寄与しました。高級ホテルからビジネス旅館・ホテルまで、幅広い施設で業績が好調でした。
