激しいせきが続き、乳児は重症化するおそれもある「百日せき」長崎県内における今年初めから4月13日までの感染報告は51件で、全数把握をするようになった2018年以降、最多のベースで増加しています。

百日せきは主に菌の感染によって起こり、激しいせきが平均で2~3週間続く感染症です。潜伏期間は通常5~10日で、症状が出ると回復までに2~3か月かかることもあり、乳児は重症化するおそれがあります。

長崎県感染症情報センターによりますと、長崎県内の今年初めから4月13日までの百日せきの感染報告は51件で、全数把握をするようになった2018年以降、最多のペースで増えています。

年代別では、10代の患者が全体の約7割を占めています。

百日せきの感染経路は「飛沫感染」で、長崎県感染症情報センターでは咳エチケットや手洗い、手指の消毒で予防に努めるよう呼びかけています。