人生を楽しむヒントが詰まった「余暇図鑑」とは?
静岡大学と楽器メーカーのヤマハが共同開発したデジタル教材が注目を集めている。その名も「人生を楽しむための余暇図鑑」。これからのAI時代には、「余暇の過ごし方」が重要になるという。この取り組みの背景には、どのような思いが込められているのだろうか。
100人の社員の声から生まれた「余暇図鑑」

4月16日からインターネット上で公開が始まった「人生を楽しむための余暇図鑑」。このデジタル教材は、静岡大学とヤマハが共同で開発したものだ。
サイトには、ヤマハの社員約100人から聞き取った「余暇」の楽しみ方が掲載されている。単なる趣味の一覧ではなく、どんな人がどのように趣味と向き合っているのか、詳しく紹介されている。自分に置き換えて想像しやすいよう工夫が施されているのが特徴だ。
ヤマハ研究開発統括部の飯塚茜さんは、自身の余暇の楽しみ方についてこう語る。「舞台演劇をやります。演じるところから始めて、いまは演出や音響、大道具まで」。そして、その始まりについて「たまたま見つけたチラシを見て始めました」と話す。