鹿児島県のさつま町で今、クルメツツジが見ごろをむかえています。育てているのは80代の仲良し夫婦です。

(記者)「民家の通路を抜けると、鮮やかなクルメツツジの丘が広がっています」
赤やピンクの色鮮やかな花。さつま町虎居で1000株を超えるクルメツツジが見ごろをむかえています。
青空が広がった16日もたくさんの人が訪れ、カラフルな花のなかを散歩したり写真をとったりして楽しんでいました。
(客)「今年のツツジは去年おととしよりもきれい」
(客)「きれいですよね、こんなに感心する。こんな花になりたいわ」
このクルメツツジを育てているのが、山口純吾さんと妻の貞子さん。30年ほど前から雑木林だった家の裏山を2人で開墾し、一本一本自分たちの手で植栽してきました。

(山口さん夫婦)「植えるときに穴を掘って、水を入れて。(Q大変じゃなかった?)大変大変、なんでも大変だけど苦にはならなかった。自分で趣味でしたことがお客さんに喜んでもらえるのはありがたい」
花が大好きな2人が趣味で始めたクルメツツジは、今ではさつま町の春の風物詩になっています。
たくさんの見物客が来るようになっため…
(純吾さん)「階段をつくって、手すりをつくって」
手作りで鑑賞用の通路を設置しました。
そして敷地内には、芝桜が植えられたヘルメットも。

純吾さんの趣味は貞子さんを乗せたツーリングです。ほかにも、水泳で国体に出場したことがある純吾さんは、貞子さんと一緒に子ども向けの水泳教室を今も開いています。
(山口さん夫婦)「趣味が一緒だから仲良くできるのかな。水泳もバイクも」
(山口さん夫婦)「お客さんに来てもらって喜んでもらえて一番幸せな時期かも。花をみてもらって」

仲良しの山口さん夫婦が育てるクルメツツジは、来週いっぱい楽しめそうです。場所は、さつま町虎居の国道504号沿いで、連絡先は0996-52-2332です。