半導体機器の検査などを手がける台湾の企業が出水市に日本支店を開設し、開所式が開かれました。

出水市に日本支店を開設したのは、Wi-Fiの無線通信テストや、半導体機器の検査などを手がける台湾の「筑波科技」です。

出水駅東口近くの敷地面積およそ660平方メートルの中古住宅を購入し、事務所として活用します。

15日、筑波科技トップの許深福董事長や塩田知事、出水市の椎木伸一市長らが出席し、開所式が開かれました。

出水市によりますと、筑波科技の日本支店は、台湾の本社から派遣された従業員2人が駐在し、販売代理店開拓の拠点を担うということです。

(筑波科技 許深福董事長)「九州の半導体関連企業と連携でき、新幹線で全国各地に移動しやすいので出水市を選んだ」

(出水市 椎木伸一市長)「出水市で初めての台湾企業。本当にありがたく、心から歓迎」

筑波科技は、出水駅西口近くの土地6000平方メートルをすでに取得していて、5年以内に研究センターを整備したいとしています。