それでは一般消費者には、どのような影響が考えられるのでしょうか?

県内の経済や産業の動向について分析を行っているいわぎんリサーチ&コンサルティングの沢田茂シニアマネージャーに聞きました。

(いわぎんリサーチ&コンサルティング 沢田茂シニアマネージャー)
「あくまでこれはアメリカの関税が上がるということなので、アメリカ国内の物価は上がるという図式になりますけど、国内物価にとって直接的に影響があるかというと、それはちょっと違う話になる。そこは冷静に考えていただきたい」

一方で…。

(いわぎんリサーチ&コンサルティング 沢田茂シニアマネージャー)
「出荷額で見ますと輸送用機械というのは一番大きい産業になる。そこにマイナスの影響が及ぶということは、製造業、岩手県の経済活動にとって大きな足かせになる可能性がある」

県内経済へのダメージは、雇用環境の悪化や賃金の減少を招きかねません。

アメリカの関税が県内経済を通して私たちの生活にどう影響してくるのか、今後も注視していく必要があります。