トランプ関税をめぐる警戒から日経平均株価は一時、1900円以上、5%を超える大幅な下落です。

ジェットコースターのような乱高下を繰り返す日経平均株価。きょうも大きく動いています。

午前9時に取引が始まってすぐ下落が加速し、一時1900円以上、下落しました。背景にあるのは、トランプ政権の関税政策をめぐる警戒感がまた高まったことです。

ホワイトハウスが中国に課している関税が145%になったと発表したことで米中の報復合戦が激化し、世界の景気が下押しされるのではという懸念が拡大。

きのうは過去2番目の上昇幅となった日経平均株価でしたが、一転して幅広い銘柄に売り注文が広がっています。

また、ドル円相場では半年ぶりの水準となる1ドル=142円台後半まで3円ほど急激に高くなったことも日本株の逆風となっています。

市場関係者は「乱高下は市場からのアラートで、アメリカがいつ政策を転換するのかが今後のポイントだ」としていますが、乱高下が続いた一週間。最終日も荒れた展開となりそうです。