【防災なび】
新潟県にとって大切なイベント。「防災」の「国体」が9月に開かれるのをご存じでしょうか。一体どんなイベントなのでしょうか。
詳しい話を県の担当者に聞きました。
Q「こくたい」という名だがどんな目的で開催?
【県防災企画課 佐藤怜生さん】「防災に普段携わったり活動したりしている皆さんがブース・パネル出展を通して活動発表するイベント」

これは去年熊本県で開かれた様子です。

「ぼうさいこくたい」は内閣府が主催していて、大きな災害の経験のある都市を中心にこれまで9回開かれています。
今年が節目の10回目、県内外から1万人以上の来場を見込んでいて、新潟では初めての開催です。

商談や日ごろのアイデアを共有する貴重な機会にもなるため、県では今月から出展を希望する企業や団体を募っています。

Qなぜ新潟で開催?
【県災企画課 佐藤怜生さん】「新潟県は中越地震をはじめ、豪雪、火山など多くの災害の経験がある。そういった経験、復興の道筋を県民の皆さん、全国の皆さんにも発信するため」

61年前の1964年には新潟地震が発生。津波が川を遡上し、液状化や大規模な火災、そして、昭和大橋が崩落しました。

2004年中越地震

2007年中越沖地震

7.13水害をはじめとした豪雨災害

雪による孤立や立ち往生など、災害級の大雪にも見舞われてきました。

そして去年の元日に襲った能登半島地震では61年前の新潟地震と同様、液状化や津波の被害が出ました。

くり返される災害…
花角知事は教訓を伝え、防災産業の拠点を県内に集める弾みにもなると話します。【花角知事】「『ぼうさいこくたい』に合わせて周辺で様々な防災に関するイベント・ツアー・商談会も企画。まさに「防災といえば新潟」という認知度をあげていきたい」
