ここで出てくるのが「うるう年生まれ」の人です。
2月29日生まれの人は、うるう年以外の年にも誕生日の前日、2月28日をまるまる一日過ごし終えたら年をとることができます。
つまり、2月29日が訪れなくとも、毎年、年をとることができる仕組みとなっているのです。

ここまで出てきた3つの法律を合わせると、4月1日生まれが早生まれとなる理由が見えてきます。

小学校に入学するのは、満6歳になった日の翌日以降の最初の4月1日からで、3月31日を終えた瞬間に6歳となった4月1日生まれの人にとっての「満6歳になった日の翌日」は、まさに4月1日。
つまり、翌日の4月2日生まれの人より1学年先輩になって「早生まれ」として入学や進級をすることになります。

新太くんにエール「できたことをいっぱいほめたい」

4月1日生まれの新一年生、丸山新太くんのお母さんは早生まれとして入学を迎える息子にエールを送ります。

新太くんの母・丸山春香さん:
「保育園から小学校という新しい環境に行くというだけでも子どもにとっては大変なことだと思います。プレッシャーをあまりかけずに、ほかの月齢の高い子たちよりもできてないとか、そういうことは言わずに、新太ができたことをいっぱいほめて、新しい小学校生活を応援していきたい」

新太くんの母・丸山春香さん


また、義務教育課の佐藤さんも「4月1日生まれで、新しく入学を迎えるお子さんがいる親御さんやこれから出産を控えているという方にとっては不安に感じることもあるかもしれないが、学校の先生たちは不安解消も含めて丁寧に対応するので安心して入学させてほしい」と話していました。