能登半島地震で倒壊し、公費解体が進められている石川県輪島市門前町の寺、専徳寺では3日、納骨堂の下敷きになっていた遺骨を取り出す「お骨出し(おこつだし)」の法要が営まれました。

輪島市門前町和田で500年以上続く専徳寺は去年、元日に発生した地震で本堂が倒壊するなど大きな被害を受けました。

仏像などは取り出せたものの、門徒たちから預かっている遺骨は1年以上、崩れた屋根や柱の下敷きになっていました。公費解体が進み、ようやく納骨堂があらわに。

専徳寺・吉岡聡住職「ちょっと安心したのと、何とも言えない気持ちですね。あとは中から無事お骨をね。最大の使命。こういう状態になって寂しさはありますけれど、お骨出しができるだけでもありがたいなと」