橋を越えた大津波
しかし津波は橋の高さを優に超えました。避難していた人たちは、すぐ近くの電柱に登りました。
小野竹一さん:
「ここから4本目の柱、1、2、3、4本目。あそこまで行って(4本目の柱に)登っていって。5本目と6本目にも人が登ったが、5本目からは倒されて流された」

生死を分けたのは、ほんの数メートルの差。

後藤優太さん:
「電柱のあの距離感で、人が助かった、助かっていないという境界線があったのは印象的だった。『経験していない人の言葉が語ってしまっていいのかな』というところもあるが、聞いてくれる人も経験していないわけで」