3月11日で東日本大震災の発生から15年を迎えます。当日は沿岸部の被災地で追悼の式典など様々な催しが開催され、遠方から足を運び手を合わせる方もいることと思います。
気になる当日の天気ですが、移動性の高気圧に覆われて東北地方は青空が広がる予想で、等圧線の間隔も広くなるため、風は強まらない見込みです。強風や雨、雪に妨げられることなく式典などを行うことができそうです。

11日午後9時の予想天気図(気象庁発表資料)。ちょうど東北地方の真上に高気圧を表すHのマークがある。ドットが描かれた領域は降水が予想されるエリアだが日本列島にはかかっていない
2024年3月11日、仙台市若林区の旧荒浜小学校で開催された催し「HOPE FOR project」。2026年3月11日も穏やかに晴れる見込み

7日は朝にかけて寒冷前線などの影響で東北地方太平洋側は雨が降りましたが、このあと11日にかけては概ね晴れや曇りの天気が続く見込みで、空気が乾いていきそうです。ろうそくなど火を使う催しは火災にお気を付けください。
また、上空の寒気がやや強めのため、気温はあまり大きくは上がらず、最高気温はほぼ平年並みで仙台で9度、岩手県の宮古で6度の予想です。毎年3月11日の仙台の最高気温は下のグラフのとおりで、震災後しばらくは寒い年が続きましたが2019年以降は毎年平年を上回っています(平年値は9.0度)。2026年の3月11日は久しぶりに寒く感じられるかもしれません。


被災地に頻繁に足を運ばれている方はご承知かと思いますが、沿岸部は風を遮る高い建物が少なく、穏やかな風であっても思いのほか寒く感じられることがあります。当日は移動性の高気圧に覆われ、沿岸被災地は東寄りの海からの風が吹く見込みです。

3月11日(水)午後3時の風の予想。東北地方太平洋側は平均5メートル前後の東寄りの風が吹く見込み
3月5日時点での海面水温の平年差(気象庁HPより)。宮城沖は平年より低い青いエリアが広がっている

3月前半は海面水温が一年で最も低い時期ですが、宮城県沖の海面水温は平年よりやや低くなっているため、その上の空気も冷やされているとみられ、午後2時46分頃も冷たい海風となりそうです。暖かい服装をご用意ください。