今年2月、宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地内の井戸から国が定める暫定目標値を超えるPFASが検出された問題です。
新たに、基地内にある別の井戸から基準値を超えるPFASが検出されたことが分かりました。

新田原基地では、2月、基地内にある2つの飲用井戸から、最大で国の暫定目標値の11倍の有機フッ素化合物PFASが検出され、その後、周辺の井戸1地点からも暫定指針値の18倍のPFASが検出されました。

基地では、先月10日、残る1つの井戸でも水質検査を行った結果、先月31日、結果が判明し、指針値の2.8倍のPFASが検出されたと県に報告があったということです。

これを受け、県は、基地周辺地域の住民に対し井戸水を飲むのを控えるよう指導するほか、超過が確認された井戸から半径500メートルの区域で地下水の検査を行う予定です。

また、あわせて、基地周辺の状況を把握するため、基地の南部や北西部でも水質検査を行うことにしています。