津波の最短到達時間 三重県尾鷲市は1分早まり「3分」に

さらに…。

(宮田あやか記者)
「今回の被害想定の見直しで、名古屋市港区など津波到達予想時間が早まっている自治体があります」

高さ1メートルの津波の最短到達時間は多くの自治体で早まっていて、三重県尾鷲市は1分早まり「3分」に。名古屋市港区では7分早まり「1時間35分」に。

(名古屋市 防災危機管理局 山田健介課長補佐)
「(7分は)小さい数字ではない。早めに避難するなど、いざという時の自分の行動について考えるのが重要」

「災害関連死」の初めての推計は2万6000人~5万2000人

避難する人は最大1230万人にのぼる想定で、今回、初めて盛り込まれた「災害関連死」は、最大で約2万6000人から5万2000人と推計されました。こうした中、地域にあった対策も進められています。

(豊田市 防災対策課 中島恭佑さん)
「豊田市は車の町とも言われ、避難所に来る人で車中泊を望む人もいる」

愛知県豊田市は避難生活をする人のエコノミークラス症候群を予防する「着圧ソックス」の備蓄を増やしているほか、床に寝るのを避けられる段ボールベッドの備蓄を増やしたり、能登半島地震をきっかけに「モバイルトイレ」も導入したりしています。