28日、北海道の釧路市役所では、市長にある答申が手渡されました。

釧路市 鶴間秀典 市長
「ご審議いただき、ありがとうございます」
釧路市の水道料金は10%~20%値上げしなければ収支が合わず、2026年度以降の水道料金の値上げは、やむを得ないというものです。
釧路市民
「しばらく上がらないならいいけど、この物価高で10%超えるときつい」
「これ以上は厳しい。お風呂入らないわけにはいかないので、一番厳しい。電気とかよりも(節約が)難しい」
試算によると、10立方メートルあたり1928円の現在の料金を維持した場合、2027年度に実質的な赤字に。

2029年度には、赤字額が22億2600万円に膨らむ計算です。
釧路市 上下水道部 小西雄逸 課長
「水道事業、経営としては独立採算が原則なんですが、水道料金でが人口減少に伴い、減少基調になって収入が減っている状況。人口減少は今後も続くことを考えますと、今後も厳しい経営状況が続くのではないか」

赤字の主な原因は、人口の減少です。
仮に100軒を1キロの水道管でつないだとします。人口が減って、半分の50軒になったとしても、水道管を500メートルにすることはできません。残った50軒で、1キロの水道管の費用を負担することになります。