今年1月、北海道富良野市でフランス国籍の男性7人がバックカントリー中に遭難し、無事救助されました。7人を救助できた背景には、リモート操作によるドローンの活用がありました。

1月15日午後3時40分ごろ、富良野スキー場のコース外でフランス国籍の男性7人は、スキー板に装着する「シール」が破損したことで動けなくなり、携帯電話の緊急SOSサービスを通じて警察に救助を求めました。

富良野スキー場は、1月から山岳遭難の救助技術などを研究する「Japan Innovation Challenge」とともに、遠隔操作による設置型ドローンの実証実験を行っていて、フランス人グループの遭難情報を受けてから12分後にはドローンを飛ばし、捜索に当たっていました。そしてドローンから送信されるデータ解析を元に28分後には7人を発見。

ドローンに搭載したスピーカーからフランス語で「ドローンで捜索しています」「見つけました。その場にいてください」「今夜、救助がきます」などと呼びかけて、7人を安心させ、移動しないよう促しました。

最初のSOSからおよそ5時間後には道警の山岳遭難救助隊が7人と合流し、翌日午前2時20分頃にスキー場に無事戻ることができました。

7人全員にけがはありませんでした。

富良野スキー場の伊賀裕治総支配人は「先進的な取り組みとして進めてきたドローン活用が、実際の夜間捜索で成果につながったことは大きな一歩。今後も安全なスノーリゾートを目指し、来季以降の運用体制構築を検討していきます」とコメントしています。