若者が集まるサブカルの街へと進化「茶屋町エリア」

 大きな変化はうめきただけではありません。毎日放送がある「茶屋町」。このエリアを象徴するのは1990年にオープンした生活雑貨の専門店・梅田ロフト(5月に茶屋町から移転)や、2005年開業のNU茶屋町。流行の発信地として若者文化をけん引していました。

 開業から20年。NU茶屋町をのぞくとアニメ関連のグッズを扱うアニメイトやタワーレコードが手がけるアナログレコード専門店が。
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 (レコード店の客)「(茶屋町は)レコード店が増えているのもそうですし、古着屋も増えていて、若者のサブカル文化の出会いの場みたいになっていると感じます」

 茶屋町にはサブカルチャーと呼ばれる趣味性が高い商品を扱う店が増え、推しのコスチュームを身にまとうイベントが開催されるなどサブカルの街に変化していました。

 茶屋町にある大型書店、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店。ここにもサブカルの波が!

 (駿河屋・梅田茶屋町店 後藤丈彰店長)「(Qここはどういうお店?)アニメ、ゲーム、フィギュアなどリユース商品を取り扱う店です」
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 MARUZEN&ジュンク堂書店はゲームやフィギュアなどを売買する駿河屋のフランチャイズに加盟していて、去年まで書籍を販売していたフロアをまるごとサブカルショップに変化させました。海外からのお客も多く売り上げは好調。4月には2フロアに拡大する予定です。

 (後藤丈彰店長)「紙の本は今苦境に立たされていますので、ワンフロアで比べると、サブカルグッズの私どもの方が大きくなってきています」

 店内には約50万点の商品が。希少性の高いものは高額な値段がつきサブカルがケーザイをまわしているようです。36年前に700円で販売されたゲームの攻略本はなんと15万円に。そして約30年前のゲームソフトの値段は、なんと46万2000円!

 アクセスのよい茶屋町は人もモノも集まるサブカルに適した街だといいます。
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 (後藤丈彰店長)「東京でも秋葉原より池袋がサブカルの街になっている。大阪でも日本橋より梅田という流れになってくるんじゃないかと」