今、岡山市と愛媛県今治市で大規模な山林火災が起きています。冬から春にかけて山林火災が起きやすい気象条件になることに加えて、延焼が拡大した要因として、広島など瀬戸内海の沿岸に特徴的な土壌も指摘されています。
愛媛県今治市の山林火災は、発生から4日目を迎えますが、依然として延焼が続いていて、焼損面積は400ヘクタールを超えました。

飛び火による建物の火災も相次ぎ、住宅と倉庫あわせて9棟が全焼。避難指示の対象はおよそ4000世帯、7500人に増えました。現場ではヘリによる上空からの放水が続けられているほか、広島県と香川県の消防も加わって消火活動が行われています。
岡山県南部の山林火災も、延焼が続いていて鎮圧の目途は立っていません。焼損面積は500ヘクタールを超えていて、岡山県では過去最大規模の被害になる見通しです。昨夜から、岡山市南区と玉野市の一部の地域およそ1100世帯に避難指示が出ています。















