近年、全国で災害が激甚化しているのを踏まえ、青森県は地域防災計画を修正しました。これまで明確に定められていなかった県の豪雪対策本部の設置基準などが盛り込まれました。

青森市で開かれた会議では、県地域防災計画の修正案が承認され、宮下知事が防災への対策強化を強調しました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「近年全国的に災害が激甚化・頻発化しています。三方を海に囲まれている県そのものが、半島地形を有している青森県にとっても、事前の備えをしっかり強化することが必要」

計画では、この冬に県内が災害レベルの豪雪に見舞われたことを踏まえた対策が盛り込まれました。

このなかで、これまで設置の基準が明確にされていなかった「県の豪雪対策本部」について、「広範囲な災害の発生する恐れがある場合」などと定められました。

また、能登半島地震では道路が寸断して多くの孤立集落が発生したことから、防災体制の充実や災害備蓄などについて、一層の自助・共助を推進するとしています。