会見で明らかになった当時の状況
事故発生から2時間半後(午前11時)、会見を開いた市交通局。
ドライブレコーダーの映像などから、追突した市電の運転士は適切な操作をしたもののブレーキが利かず、緊急ブレーキも間に合わずに時速17キロで追突したと説明しました。
事故後の点検では、電停の手前数十メートルにわたってレールにオイルのようなものがついているのが確認されたということで、市交通局はこれブレーキに影響を及ぼした可能性もあるとみています。

熊本市交通局 運行管理課 荒木敏雄課長「先行車両のオイルなのか、追突した車両のオイルなのか分からないんですけど、車両からのオイル漏れの可能性がある」
市電は事故発生直後の午前9時ごろから全線で運転を見合わせていましたが、約10時間後の午後7時ごろから、水道町~辛島町を除く区間で運行を再開しました。事故現場周辺の水道町~辛島町間の運行再開の見通しは立っていません。(25日午後8時半現在)