熊本県の八代市教育委員会は、市の備品を無断で持ち去ったとして、男性職員を停職処分としました。

停職1か月の懲戒処分を受けたのは、市立学校に勤務する会計年度任用職員の60代の男性です。

八代市教委によりますと、職員は去年(2024年)12月ごろ、資源ごみを回収するため市が設置していた縦43cm、横63cm、高さ90cmの鉄パイプ製の架台1台、購入価格約6万円相当を自宅へ持ち帰っていました。

今年2月、職員の自宅敷地内に架台があるのを回収事業者が見つけ、警察が窃盗の疑いで職員から任意で話を聞いています。

職員は市教委に対し「捨ててあると思い、自宅で使おうと持ち去った」と話しているということです。

処分は停職1か月相当ですが、この職員の任用期間は3月いっぱいのため、処分は実質7日間になります。

一方、職員は既に架台を市に返却していますが、八代市は、資源ごみに出された物を無断で持ち出すことを禁止しています。