■相次いだ「自動音声詐欺電話」
何があったかをふり返ります。みなさん、ご注意を。
3月10日、山形銀行を装った自動音声電話が企業あてに相次ぎました。
この自動音声の指示に従って操作をした複数の企業が、カネをだまし取られたということで、山形銀行では注意を呼びかけています。
被害が確認されたのは、インターネットを使い振込ができる法人向けのインターネットバンキングサービス「ネットEB」です。

山形銀行によりますと、山形銀行を装って契約者情報の更新を求める自動音声電話が企業あてに相次ぎました。
電話に応答するとメールアドレスを求められ、それに応えると、会社情報や契約者情報などを盗むためのフィッシングサイトのURLが記載されたメールが届くという手口です。

指示に従って操作をした企業の口座からカネが不正に送金される被害が、複数、確認されています。
山形銀行では、自動音声による案内は一切行っておらず電話やSNSなどで契約者情報を聞くことも一切ないとして、「もし自動音声の電話があった場合は決して対応しないでください」と注意を呼びかけています。

また山形銀行では、現在被害があった法人向けサービス「ネットEB」を使っての
ほかの銀行あての即時振り込みを停止していて、再開までの間、当日の振込については店頭窓口で受け付ける対応をとるとしています。
