2028年ロスパラリンピック 狙うは初代王者
さらにその先の2028年には世界最高峰の舞台、パラリンピックも待っている。
髙野:ロサンゼルスパラリンピックで、ただ金メダルを取るだけじゃなくて、やっぱり完登して金メダル取りたいなっていうのが一番の目標です。パラリンピックは一つの大きな大会でもありますし、いろんな方が見てくださる。子どもたちもそうですし、僕の場合はがんサバイバーということで、小児がんで今闘っているような人たちだとか、今、がんで闘っているような人たちが、自分の姿を見て、生きる希望だとか、そういう形にも繋がっていければいいと思うので、自分が活躍していろんな方々に自分がお世話になった分、今度は逆に、いろんな人たちにそういった夢や希望を伝えられるようにできたらいいかなっていうふうに思ってます。
クライミングと教師という二刀流を続ける髙野は、こんな言葉を残した。
髙野:せっかく生きるんだったら楽しく生きた方がよくないですか。でもこれもやっぱり病気を経験してきてる所があって。一緒に戦ってきた仲間は、ほとんど亡くなっちゃったんですよね。最初、そういった時にはすごく落ち込んでたんですけども、このままじゃいかんなと思って、その人たちの分まで生きようと思って今まで来てるんで、いつ死ぬかも分からない人生を楽しむしかないなって、それだけです。














