調査は県内11の消防本部や大船渡地区消防組合のほか、岩手県警や仙台市消防局のヘリも参加する総勢400人という大規模な調査でした。

(荻野渉消防司令)
「これまでいろいろ活動してきましたが、最後もう一度徹底した作業をいたしまして、完全に鎮火に向けた作業を行うという意気込みで臨んでまいります」

調査では焼失したエリアを7つに分け、消防団員と消防署員がそれぞれ班を作り行動しました。

このうち第10分団の団員らは午前9時半すぎ、綾里地区にある長林寺の裏山から山林に入りました。
急な斜面の山に分け入って調査を始めると複数の焦げた木があり、お寺の近くまで火の手が迫っていたことが分かります。

(調査中の会話)
「この木は大丈夫ですか」
「大丈夫じゃないですかね?」

団員らは焦げて倒れた木をよけながら、火が残っていないかなどを丁寧に確認していました。

(記者 見た感じ火の手はどうですか?)
「登って来た限りなさそうですね」